重大な誤り grand mistake 2004 11 19

 欧米人が、
「日本を民主化できたから、イラクも民主化できる」と考えるのは、重大な誤りです。
結局、イラクでは、「異教徒の軍隊や異教徒を追い出せ」ということになるでしょう。
 なぜ、日本は、そうならなかったのか。
日本の宗教は、神道です。
神道には、儀式はあっても、教えはありません。
つまり、「教え」の部分を輸入する必要があったのです。
それが、仏教伝来であり、キリスト教伝来でもあったのです。
だから、第二次世界大戦後、アメリカ民主主義という「教え」も、
スムーズに輸入されたのです。
 しかし、イスラム教には、厳格な「教え」があります。
イラクの民主化の前に、やらなければならないことがあります。
それは、イスラム教の宗教改革です。
イスラム教には、まだ宗教改革がありません。
だから、イスラム教は、現代社会に適合しなくなりつつあるのです。
 ルターやカルビンがやった宗教改革を、
イスラム教においても、やらなければならないのです。
 欧米人は、自分たちの歴史を忘れています。
ルターやカルビンには、偉大な業績があったのです。
彼らは、ヨーロッパにおいて、宗教改革をするともに、
中世から近代社会への地ならしも行ったのです。
これが、「栄光のヨーロッパ」の土台となったのです。
 もはや、私は、これ以上、中東の不幸を見過ごすことはできません。
「神によって、中東の創造的破壊が行われること」を、
私に「祈りの力」があるならば、神に祈りましょう。









































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